「先週だったらいい風吹いていたのに」

昨年の座間味レースが風、天候共にベストコンディションで開催されたこともあって、沖縄エリアでは確実に梅雨明けしていると思われるタイミングということで、例年の日程から1週遅れて開催された今年の座間味レース。

沖縄での仕事の関係で、長期滞在となる日程を組んで今年も参戦。昨年と一昨年は数秒差で表彰台を逃す悔しい思いをしているので、今年こそはと意気込んで、前日はAltair-Jの艤装品のメンテナンスと同型艇のオーナーに誘われて2ボートテスまでやって気合い十分。

50艇を超える参加艇を4つのクラスに分けてスタートさせるのは例年通り。今年は後半風が弱くなる予報になっていたので、一番早くスタートできるClass-3の艇が、先行逃げ切りできる可能性の高いコンディションが予想されていました。

が、当初予報より風が東よりになってしまった様で、沖縄本島に遮られてレースエリアに風が吹き込んでこない状態に。スタート直後は10kts程度の風が吹いていて、ロケットスタートを決めて仏も恥じる義理を欠いた行いをしてしまう。Blauの岡本さんに無理なお願いをして沖縄まで持ってきてもらったJugem時代のスピンネーカーがものすごい力を発揮してくれました。

チービシの南を行く賭けに出るも。。。

レースエリアは風は弱いものの、本島の陰から離れればそこそこの風が吹いている様だったので、選択肢として、那覇空港とチービシの間を南に抜けて、本島の縁を回ってきた風を掴みに行くことも考えてはいました。が、風はどんどん弱く、さらに2〜3ktsの向い潮を喰らってCOGが1ktsが続く。

スタート後、ジェネカーのアングル差でミートを繰り返していた「そんごくう7〈YR-9.5〉」が巨大なマストヘッドジェネカーのパワーを活かしてジリジリと離れていく中、とうとうSOGがマイナスになってしまったため、ジャイブして潮の影響の小さいチービシの北の海域へ、この状態でも周辺艇団の先頭を帆走って入るものの、北の海域はどんどん風が落ちていき、仕舞いにはCOGが北を向いて1ktsで流され始めたため、残航計算が始まる。

艇長会議では、風が弱かった場合はコース短縮を行う旨通告されてはいたものの、例えば渡嘉敷の北やさらに手前の黒島でフィニッシュになっても、物理的にフィニッシュは無理だということになり、12時15分にリタイアを決断。機走で座間味島に向かいました。

ファーストホーム(座間味港)を狙う争い

多くの艇がフィニッシュ出来ないだろうとの予想は参加艇の皆がしていて、早々に座間味港に入港してきた艇は、何時にエンジン掛けたか(早ければ早いほど正しい判断ができている為、優秀と判断)で、諦めた時間を競う。座間味での係留で毎回お世話になっている「Goshawk《X4.9》」に横抱きさせてもらい、早々に宿へ。

結局、フィニッシュ艇はそんごくう7のみで、総合・クラス1位を独占。昨年ハリヤードトラブルで1艇だけリタイアだったので、その分取り返した形になりました。

沖縄なのに暑い

翌日は回航日。初参加の人もいたので、本来レースで通るはずだった古座間味ビーチに寄ってからチービシの間を通って宜野湾港マリーナへ。本来31度くらいまでしか気温が上がらないはずの沖縄で、34度まで上がるとなると、地元民も含めて暑い暑いと。今年は大阪の方が気温高かったので、現地着いて涼しいと感じるくらいでしたが。

座間味レースの次は青森から函館へ、津軽海峡を横断する「青函カップヨットレース」に参戦です。

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