2週間ぶりの皆で帆走できる合同帆走。(ランデブーです) これはレースではありません。
たまたま、ヨットが何艇か集まって、走り出してマリーナシティを目指すというランデブーです。
前夜祭で盛り上がり、ちょっとお酒の残ったかもしれない身体で和歌浦からバイクで海南黒江の泊地へ。8時前には上野さん直ぐ山本さんが揃い出港準備して8時半頃出発。なんせ昨年は、9時半頃に出航して、スタート地点到着は4分前だったので、何の準備できずにそのままスタート。昨年のてつを踏まないように余裕たっぷりで行きました。
海南港を出ると前方に仲間艇が3艇位見える。途中でロシナンテを抜かして、そして今日は潮の加減で朝6時頃に出航し、眠いだろう青海波さんを抜かして、スタート地点付近に到着。そこで海優丸と沖合でミュートして高田さんに乗り移ってもらった。(スキッパー高田さんは、和歌浦から海優丸さんに乗船してここまで来ていた。
本日はスタートまで30分以上あり、風向きを考えて右舷にセットしたジェネカーが上手く上がるかチェック。ソックスも展開してシート取回しを確認。これで準備万端です。
今回は、我クラブ艇が10艇と泉大津からのゲスト艇が4艇あり総勢14艇のヨットが有田の宮崎の鼻の沖合でウロウロと。ちょっと目立っていたかも?
いよいよ11時スタート。風は弱い。ほぼ北東の風。上手く走らせばポートでタックなしで沖の島を回航できそうだ。まずますのスタートを切ったけど、どんどん後ろから大きな艇に抜かれていく。気づくと後ろにはロシナンテと海優丸。始まる前に海優丸さんは、「今回海優丸は重い艇なので、この微風は辛いだろう。」と言っていた。ロシナンテは新調しているジブとメインとがマッチしているのか、スタート時あれだけ離れて(100m位)いたのに迫ってきていた。
後ろから見ているとベラノッテがスタートからスルスルと前に抜けていき快調に走っているのが見える。でも我々のターゲットは、ちょっと前にいている青海波です。若干落とし気味に帆走する青海波には追いつかない。同じコースをなぞるようにロシナンテが落とし気味に帆走り、Windex を抜かしていった。
沖ノ島の灯台が真東に見えるところまできて、リシテアは沖ノ島を回航し、ジェネカーを上げていた。先頭からの何艇も既にカラフルなセールを上げているのが目に付く。沖ノ島回航までの距離はレースの約3分の1。でも他の艇も含めて今日は微風なので前の艇も十分見えている。Windex は、出来るだけ沖ノ島より離れて回航する作戦で走る。よって出来る限り風上に登る。スタートも担当したリシテアはコース選択が不利な条件のなか、沖ノ島回航にギリギリのラインを帆走しているのが見えていた。あれで回航できるのか?(申し訳ないなあ~<m(__)m>)
さてWindex 達が沖ノ島の北側に回ったとたん風が弱まる。周りの艇(6位~11 位)も進んでいない。その間にジェネカーアップの準備。周りのゲスト艇もスピン、ジェネカーをアップし始める。Windex もスタート前の予行練習が効いたのかジェネカーが上手く展開し、皆さんに付いていく。ここでスピン・ジェネカーを上げなかった青海波とロシナンテをかわす。次はこの方向で何処まで帆走しどの辺でジャイブするか?先行艇でジェネカーを上げてる艇をみていると大分沖合でジャイブしているように見える。スピン艇とは下りの角度が違うのであまり参考にはならない。そんなこんなで走っていると微妙に風向きが南の方に振れている。ここぞとばかりのスキッパーの指示でジャイブ。今日は乗船者が多かったので、やり易かったです。シート取回しも大丈夫だったのでスムーズでした。
あとはゴールに向うのですが、スピンを上げて最短距離を走ってくる青海波が後ろに迫る。
残念ながらこの時の風は、ジェネカーよりスピンの風。また青海波の新しいスピンは大きい。スピードが違いました。それと後ろでいた JOY も沖ノ島回航後、スピンアップしたようで、これまた大きなスピンであっという間にロシナンテをとらえ Windex の後ろから迫ってくる。よりゴールに向かって最短距離を走るスピンの青海波にゴール手前20分位で抜かれ、我々は、このままではゴールラインをはずしそうになるので、方向の修正を余儀なくされる。
再度のジャイブを嫌がりメインのみ反対に開いて、ジェネカー観音開き。若干のコース修正し、なんとかゴールラインに入りました。青海波がゴールして約4分後。私達のゴール後約4分で JOY のゴールでした。
14艇のオープンレース TCF 修正で6位となり、WOYC のポイント修正では、2位となりました。今回のレースでは、大きなミスもなく4人で協力して上手く帆走らせることができました。ジェネカーランのときには、スキッパーからヘルムスマンへ、1度単位のティラーの修正が入り、微妙に動く風向きに対処できたのが好成績の結果かも。ただ、これでハンデキャップがまた上がり、暫く上位に入ることは無理っぽくなりましたね。
ゲストとして遠い泉大津からレースに参戦して頂いた皆さん、有難うございました。沢山で帆走するとやっぱり楽しいですね。またスタート担当して頂いたリシテアの皆さんも有難うございました。
(おまけ)
ゴール後、海南黒江に入港するのには、干潮の時間になるとキールが引っ掛かるので、レース終了後は、皆さんへの挨拶もそこそこに黒江にダッシュにで戻りました。4週間前に引っかかった場所を微妙に避け、エンジンを吹かし気味に入港。なんとか着岸出来て「ほっ」としました。海南黒江はこんな弱点がありますねえ~!