「津軽海峡渡ってみたいんですよねぇ。」

座間味レースのパーティで、北海道から参加(艇は与那原保管)しているオーナーと飲んでいて、ふと漏らした一言で、「再来週青函レースがあってメンバー1人欠員出てるんです。」

あれよあれよという間に、今年の青函カップヨットレースへの参加が決まりました。初津軽海峡。それ以前に初青森県。

https://www.aomoriyacht.com/seikan

青函カップヨットレースは、青函トンネル開通を記念して開催された、青函博覧会交流イベントとして創設され、和歌山と徳島の対抗レースのように、スタート地点を各年で入れ替えて実施されています。

奇数年である今年は、青森スタート函館フィニッシュ。

陸奥湾を抜けて、津軽海峡を横断し、函館港への約56nm。東風の予報だったので、下北半島や函館山のブランケットをどう処理するがかポイントとなる海域です。

前途多難な伊丹空港

金曜日の仕事を片付け、伊丹から青森への最終便。空港に着いて、荷物を預け、保安検査を済ませてターミナルを歩いていると、まぁものすごい雨。雨雲レーダーを見ると、どうも空港周辺に雨雲が滞留していて、ピンポイントで豪雨に見舞われていました。

あまりの雨量に、空港の発着オペが停止。発着便は誘導路上で待機となり、出発が1時間遅れ。まぁ、飛んだだけマシだと思っておきましょう。中には、空港開港時間内に離陸できないとのことで、欠航になった便もあったくらいなので。

青森。寒っ!

結局、バスも遅れて1時間半遅れで青森市街に到着。当日の最高気温は23度、夜の気温は14度くらいしかなく、酷暑の大阪からいきなり気温は半分以下の値に。単純に寒いです。

ホテルの近くにリムジンバスの停留所があったので、駅まで行かずに途中下車。夜も更けで、人通りの少ない商店街を歩いていると、いきなり「藤永さん」と声をかけられた。初めてくる青森県で、なぜ声をかけられる。と怪訝に思っていたらまさかの知り合いかつ、今回一緒に青函レースに乗艇するメンバーのN氏。周りを見ると、艇のオーナーはじめ前入りしていたメンバーが勢揃いしていた。

連絡とって落ち合う手間が省けた。

小樽のアルタイル

北の海でお世話になるのは、小樽マリーナを拠点に活動するALTAIRⅢ(X-41)チーム。実は深い縁があるチームで、オーナーグループの1つであるKINE KINEが広島に置いているFF36の前オーナーで、このX-41も当初KINE KINEチームが購入するという話があったという…

艇は概要レース仕様に改造され、パラオレースにも参戦。小樽から青森への回航も、和歌山から徳島位のノリで考えていると痛い目を見ます。

7月でも日差しは弱く快適

さすが津軽海峡。前日夜は寒いと感じるくらいの気温だったものの、日が登ってしまえば気温は30度ほどで、連日37度とか殺人級の暑さが続いていた大阪と比べるとはるかに涼しい。海水は結構冷たく、落ちたら風邪ひく。

青森港には、青函連絡船の八甲田丸が係留保存されてましたが、全く見る時間なし。

日本近海クルーズに投入されているダイヤモンドプリンセスを横目にスタートラインへ。

束の間の青森滞在でした。

今度ゆっくり青森観光に来たいです。

スタート飛び出して一人旅へ

青森港沖に設置されたスタートラインをいいスピードで飛び出し、ライバル艇となるFarr-40はスタートに失敗したのか遥か後ろ。クローズリーチでプロパーコースを流す。途中風が変わってCode-0、A1A3へと順次セールチェンジ。外洋レース用に使いやすいように艤装が整っていたので、セールチェンジもスムーズ。

下北半島のブランケットをどうケアするかがポイントで、傾向的に半島のブランケットの影響は限定的とみて、プロパーコース付近を帆走る艇、ブランケットを嫌って、竜飛崎方面に寄せる艇と判断はさまざま。

函館港フィニッシュ

フィニッシュラインは函館港の堤防横。ということで、函館山をスターボード側に見て進んでいくわけですが、スターボードたっくで山越のダウンバーストと戦いながらのフィニッシュ。

結局、修正成績では竜飛崎側が微妙に良かったみたいですが、こればっかりはたられば。あわやコースレコード更新かという超高速で津軽海峡を縦断し、ラインオナーでフィニッシュ。修正では宮城のKAYA(X-35)に僅差で敗れ修正は2位に。

想定よりもかなり早いフィニッシュだったようで、函館市内で宴会。艇はこの後小樽に向け回航するとのことで、流石に200nm弱の回航に乗るのはスケジュール的に厳しいので、函館港の出港を見送り市内のホテルへ。朝も早かったので、気がついたら寝てました。

雰囲気的には紀伊水道に似ている気もしましたが、潮の流れや風の圧は北の海といった感じでした。急に参加することになり、色々と調整をしていただいたALTAIRⅢチームには感謝です。

午後の飛行機まで函館観光

帰路の飛行機が午後便だったため、市内を観光。

前日青森港にいたダイヤモンドプリンセスが函館港に入ってました。

青森で見れなかった青函連絡船の係留保存船「摩周丸」を見に行きました。

隣にDPが係留されているので、えらく小さく見えます。

帰りの飛行機は、万博のブルーインパルスの展示飛行の影響で、上空待機に。暑い大阪に帰ってきて、暑さに悶えていました。

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