前日は一日中雨の和歌浦湾。昨夜も夜半まで降っていたようだ。しかし、朝起きるとなんとお日様が出てる。勿論、天気予報ではこの状況は予想できたが、さすが昨今の天気予報だなあ~~と感心することしかりだった。。。。。ところが・・・・
海南黒江からマリーナシティ、セーリングセンターへ回航。今日はいつもの頼りになるスキッパーがいないのと、途中、小雨の予報もあるのでビニミトップをセットする。(いつものスキッパーはシビアなのでレースでのビニミトップは嫌います)
マリーナシテイには9時10分頃到着。しかし今日は皆さんの到着がゆっくりだ。
そのうち、和歌浦ベイサイド組の艇がやってくる。ルチェーレ、マリンコーラル、しかしロシナンテは、エンジンオイル漏れのため、途中で引き返すとの連絡がある。
今日の風予報は、西北西から西へと風が振れていき、最大19ノットの風が吹く、ハズ。。。速いレース展開になるはずで、Windexも前回敗れたあと修理したケプラーのジブは使わず、従来のダクロンのジブをセットしている。(念のため強風に備えた。ところが・・・)
バフィー、ブラウ、アルタイル、波道の4艇のレース艇。
マリンコーラル、リシテア、ルチェーレ、青海波、Windex の 計9艇。
ハンデは、全艇プラスハンディの艇ばかりで、強豪です。(うちを除いて)
10時の艇長会議中、某崎のお仕事中の漁船と防波堤のテグスには気を付けましょう~と注意がはいり、全艇10時15分頃出航。スタートラインの海南港入り口を目指す。
いま振り返ると『どうもこのころから嫌な雰囲気がしていたんだよね~~』と。。。。
『だって、メインセイルを上げるのに、南向いて上げていたんだよね~~』そうです。なんか風予報とは全然違う方向から風が来ている。それも微風です。
『ええ~~、なんだ今日は???』経験の浅いWindexは悩みます。さて、どうしたものか?
ジブを出そうとジブシートを引くと、さっそくトラブル。ジブハリを巻き込んだ。それを直すと今度はジブのファーラーラインがドラムから外れる。スタート2分前。焦る。でも風は南で弱い。『おいおい、スタート切れないんじゃないかな?』
同じように、うちの北隣でルチェーレもスタート前に風を受けれず苦しんでいる。
11時スタートタイム。バフィー、ブラウが上手くスタートを切り、微風の南風でボートタックで進んでいく。その後をマリンコーラル、アルタイル、リシテアがユラユラ追っていく。
一番北から波道が随分と落として和歌浦の中央の海面に向けてユラユラと走る。
Windexも辛うじてスタートラインを超え、波道と同じ方向へ向かう。とにかく艇が走る方向へ走らす作戦。
青海波は南からリシテアの近くでスタートラインを越えてそろそろと。
ルチェーレは中々スタートラインを越えられない。(微風で苦労しているようだった)
各艇では『こんな風予報のはずでは無かったはずだ。。。最初から北西、または西北西の9ノットくらいの風があるはずなのに~・・・・・』と思っていたに違いない。
それでもバフィー、ブラウ、それを追ってアルタイルはさすがに進んでいく。
我々の北、右手前に波道がいて、波道は上手に南風を捕まえて、スルスルと進み、そのうちどんどん前に行き、あっという間に離されてしまった。
Windexも同じような風を受けていたので、レース開始1時間は、南にマリンコーラル、リシテア、青海波、に離されず、その頃に追いついてきたルチェーレと5艇連なっていた。
波も風もおだやかでこの頃は一発大きな声で歌でも歌おうかな~という気になってましたね。そんな感じで、下津の釣り公園の近くまで行くと、前方のレース艇4艇は、スタボでヒールしはじめていた。『やっと予報通りの風が来るかな??』と。その後マリンコーラル、リシテア、ルチェーレと風を捕まえて、次々と沖の島へ走り始める。ようやくスタートって感じでした。Windexもルチェーレの3分後、風を捕まえて皆さんを追撃。後ろではまだ青海波が風を捕まえられず、下津の山の影響を嫌ってか和歌浦湾中央に向かって沖だししていた。(その後青海波は、その作成が上手くいき、上り角度を気にせず、沖の島回航できた。)
Windexが地島、沖の島の間に差し掛かった時、前から沖の島回航を終えたバフィー、ブラウ、波道、アルタイルが走ってくる。この時バフィーのみスピンラン。ダブルハンドの波道、トリプルのアルタイルは難しいだろうけど、ブラウはどうしてスピンを上げていないのか?とか思っていた。後半の和歌浦湾の風の振れを読んでいたのか???
Windexもやっと強い風をもらって沖の島へ向かうが、ダブルハンドのうちにとって風が強すぎる。斜め右からの波にたたかれるのでスピードがでない。
また困ったことに、、、某崎の緑の漁船が1艇、Windexの付近で横から後ろからウロウロする。(お仕事中か?)『じゃまやなあ~~、どっかに行けよ~~』と。うちの後ろに走る青海波もキット同じように思っていたでしょうね。。。(;^ω^)
沖の島回航時に、前を走るルチェーレとの差を計る、約15分か。。。ゴールまで30分位までの差にしたいなあ~~と頑張る。(ルチェーレとのポイント争い)
やっと沖の島の灯台を超えて、回航で南に向かうと離れていた青海波が近づいてきている。「さすがにこれだけの差は青海波には抜かれないだろう~、大丈夫。気楽にいこー」とか余裕をこいているとその後、大どんでん返しを食う。
沖の島回航して、風は西になるだろうと思うが、思ったより後ろに回らない。
ジェネカーを上げて、もし風が前に回られたら、今日のダブルハンドでは、また下ろすのにトラブったらどうしよう~?と弱気になり、ジェネカーを上げることを断念する。
この強い風だとジブでもクオーターリーで走るだろう~とジブセイルを選択。
思った通り、風は北に振れたり、後ろに回ったりの風で、あちこち向いたので正解は正解。
ジブに決めてから、ようやく二人で交代の昼ごはん。2時10分位でした。やっと一息付けました。しかししかし、Windexのジブとメインのクオーターリーだと、やはり後ろからの青海波が気になる(青海波とのマストトップの高さは約2mだからセイル面積が違~う)。大崎を超えたところで、『まあ追いつかれないだろう~』という位の差があったのに、どんどん青海波が大きくなってくる。前に目をやるとルチェーレがゴールしたようで方向を北に向けて走るのが見えた。大体2時47分位かな???
下津の釣り公園を過ぎ、クオーターリーで揺られながらゴールを目指すと後ろから迫ってくる青海波。海南第1番、2番浮標を過ぎるともう100m位まできており、そこからゴールまで、どんどん迫って、最後の第3、第4浮標のゴールは本当に並んでのゴールでした。
しかし、あの差を追いつかれるのか~~とチョット脅威でした。やっぱり普通に帆走したら青海波にはかなわないですねえ~((+_+)) 下りはジェネカーを上げなければならないな。ゴールタイムは、3時14分40秒。 後半楽しかったし、前半は苦行でしたねえ。
今日は、天気予報に翻弄され、某崎の緑の漁船にも翻弄され、大変でしたがこれが自然相手のスポーツなんですねえ。仕方ないです。でも楽しい一日を過ごしました。
本年はあと2レース、2週間後は和歌浦湾フェスティバル。このお祭りレースは、最後尾を見守り隊での参加となりそうですが頑張ります。クラブのファイナルレースは修理したジブを使うつもりで、ソーセージコースでも頑張りたいと思います。
皆さん お疲れ様でした。 長文、乱筆乱文、お付き合い有難うございました。