3月6日 クラブパラダイス
『クラブパラダイス』というドイツ人の経営する豪華なリゾート前の砂地にアンカリングした。ここはジュゴンの生息地だ。いつものように、顔出しを兼ねて、ビールを飲みに上陸した。
プールサイドのおしゃれなレストランではディナーの準備だろう。
テーブルが綺麗にセットされている。「こんなところで夕食を食べたいなぁ・・」と誰かが言い、一人いくらか聞くと、US12ドルだと言う。
クラブパラダイス
の前にて
ここはビールが1本200円で、日本並みの値段だった。
「数日前にも、近くでジュゴンが姿を現したんですよ。日本からも取材に来ますよ。
鳥羽水族館のジュゴンは、ここから連れて行ったものです。見たことありますか?」とスタッフの人が話していた。ここは、とてもスタッフのマナーもよく、居心地の良いリゾートだと思う。
3月7日 イリトゥックアイランド
サーフィンのできるような、波立つ浅瀬を横目で見ながら、深い入江をどんどん奥に入る。
奥の港は2メートル以下の船しか入れない入江だというので、その手前に適当なところを見つけてアンカリングした。
右のイリトゥック島には、サファリがある。昨日の停泊地、クラブパラダイスからもツアーが出ているらしい。アンカリングの作業をしていると、ハーモニーの船首すぐ近くで、ゆっくりと泳ぐ黒い大きな影が見える。「ジュゴンだ!!。」と皆で興奮する。残念ながら、呼吸する姿は見られなかったが、またチャンスは来るかもしれない。

クロコダイルの檻の前で
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珍獣のマウスディアこれでも鹿です

キリンに餌をあげる愛ちゃん
イリトゥックアイランドのサファリツアー参加
サファリには、キリンやパラワンが原種の中型犬くらいの小さな鹿、インパラ、ポニー、シマウマ、ヤギ、と4000エーカーの敷地に草食動物が放し飼いになっている。少し離れた所には、大きなアナコンダや、すでに絶滅が約束されている、獰猛なミンダナオ島のクロコダイルもいる。
珍しいのは、マウスディアという、チワワくらいの小さな鹿を飼育していることだろう。これは、とてもデリケートな鹿で、普段地面に穴を掘り、隠れている。
動物は、管理にお金がかかるので、肉食獣は置いていないが、フィリピン原産の珍しい動物をおもに飼育しているようだ。しかもキリンは最近子供を産んでおり、その1頭は口唇裂という先天性の奇形を持っているのだが、とても元気に育っている。

イリトゥックアイランドの鷲

赤い花 Illutuk Bay
ガイドのおじさんは、「アナコンダは、腹が減るとガサガサと這い回るんだ、鶏や、山羊も食べさせる。
こうやって絞め殺して、腹の中へ丸呑みするんだ。蛇の食事は見ている、とっても面白いぞ。ヘッヘッヘッ・・・」とうれしそうである。
この入場費は一人600円、ジープ1台のチャーター兼ガイド料金は1200円。それを半分ずつ出し合った。この入場料は政治家に、ガイド料はおじさんのポケットに入るらしい。
3月9日 コンセプション
コンセプションという島の、小さな村の前にアンカリングした。
村の入り口には桟橋があり、そこにテンダーを舫った。
ここはスウェーデン人のマイケルさんが、フィリピーナの奥さんとその家族と供に、ゲストハウスを経営している。今日は夫の誕生日でもあり、夕食はここで食べた。娘と同じ年頃の子供もいる。奥さんの妹達らしい。初めてフィリピンで友達ができて、娘もうれしそうである。

コンサルティションで出来た初めてのお友達

コンサルティションアイランドで迎えた誕生日

誕生日のパーティです
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コンサルティションの
レストラン
この村には、村の入り口から徒歩20分の所に、天然の滝と泉がある。
久しぶりの真水のプールで、私達は泳ぎ、体と頭を洗い、洗濯をした。
真水をふんだんに使える贅沢は、ヨット暮らしで何よりも嬉しいプレゼントだと思う。

天然プールにて泳ぐ地元の子供達

天然プール
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高田さんと奥さん
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愛ちゃんも楽しそ
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