GWに淡輪ヨットハーバーで開催されていた関空一周ヨットレースシリーズに参戦していたMarine Coral 蜂須賀様より、レースレポートをいただきました。
今年は淡輪ヨットハーバーの外来艇置き場所が少なく、外来艇35艇までというエントリーに縛りはあったものの、新型コロナの影響でなかった 『ウェルカム パーティー』 も久しぶりに開催され、約50艇のエントリーがあり盛大に開催されました。
5月3日 『第6回 岬町長杯ヨットレース』
朝は春の穏やかな日差しで、潮と風の方向が違う淡輪らしい海面でしたが、スタートまでに強風に変化していきました。
久しぶりの強風で、スタート前にジブを2番に交換。
1985年1月に39才のマリンコーラルに無理は禁物ですが、本部船や運営艇にもトラブルがあったらしく、マークの打ち換えに時間がかかり、ゼネリコ3度繰かえりして、1時間後にやっとスタート
第1レースは、岩出艇長の上手なスタートそのまま、クラストップでフィニッシュ!
しかし、福永さんがトップのダイヤモンドステイが片方外れたのを発見!
このままでは貴重なレースセイルを破ってしまう恐れがあり、マストにもダメージがあると危険なので、 第2レースはやむなくリタイヤ 。ハーバーに戻って、岩出さんが揺れるマストトップに登って確かめてる時に、船上では水落さんの指が攣ってマストとハリヤードの間から手が抜けない事件が発生。いゃぁ~いろいろありますねぇ・・・
ウェルカムパーティーの時に協議し、明朝から参戦の山中さんにも状況を説明して、「人も船も無理をせず、お互いに声掛けして助け合いながら、注意して関空レースにも参戦する」ことになり、夜は海洋センターで翌日のおにぎりを沢山握りながら、谷本さん、岡本さん、横田さん、福永さんに湿布を渡して、運営の方々ともレースを振り返り、対外的なコミュニケーションも忘れませんでした。
5月4日 『第11回 関空一周ヨットレース』
初夏の日差しと潮風を浴びながら、飛行機を間近に望みながらの空港島を一周するレースです。
朝ご飯は、水落さんのキャンピングカーでお湯を沸かして温かい飲食で体調を整えてから、朝のミーティング。今日は山中艇長で、スタート時点では超微風、潮も反対で押し戻される厳しいスタートになり、あわや DNS かも・・・と焦りましたが、弱い風を岡本さんが丁寧にスピンでひらってジワジワと前へ。
いつものことながら、関空橋で一気に風が変わってスレスレで通り抜け、すぐにジブを上げて第1マークへ。第1マーク → 第2マーク → フィニッシュまでの間に、ますます強風になりましたが、昨日トラブルのあったトップマストに大きな変化は見られず、クラス2位でフィニッシュ!
レース後、山中さんから 「新しいトイレに交換したけど、落ち着いて座ってられへん」との感想があったので、安全に身体を支える手すり、どこかで調達できないかな?また、トップのダイヤモンドステイが外れた件は、マストを抜いて修理の必要があるので、お知恵やお手数をお借りすることがあるかと思いますので、今後もどうぞよろしくお願いします。
< WOYC 成績 >
ブラウ 岬町長杯 = グループB ; 5位 IRC 6位
関空レース = グループB ; 6位 IRC 3位
春の関西ミドルボート選手権 = 3位
マリンコーラル 岬町長杯 = グループC ; 3位
関空レース = グループC ; 2位
Photo by 関空レース実行委員会、H.Hachisuka