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Catalina蒲郡からの回航 投稿者:Slainte 藤永 投稿日:2020/04/26(Sun) 22:28:58 No.1094

2月初頭にY-24が西宮に嫁いで約3ヶ月、COVID-19の影響でGWを含めた各地のレースが中止になった、なんとも言えぬタイミングで新しい艇が決まり、この連休の間にとりあえず和歌山に回航してくることになりました。
とりあえず、1人で海上なら罹患リスクは最小限でしょうねぇ。

三河湾内の平水域の船検だったので、限定沿海に沿岸を追加した仕様に変更。臨検をこの水曜日に受けて、航行区域はOK。
エンジンのオーバーホールをラグーナのファストネットにお願いして、とりあえず航走できる状態に。

5月2日にラグーナマリーナに赴き、船底を含めた船の清掃と生鮮品類の買い出しを最後に行い翌日3日に出港、娑婆を離れます。

現在の気象予報をもとにした航海計画は、
第1レグ 5/3
ラグーナマリーナ → 五ヶ所湾(本来Closeのマリーナに受け入れてもらったので泊地はオフレコ)
55.5nm

第2レグ 5/4
五ヶ所湾 → 那智勝浦 59.5nm(最長レグ)

第3レグ 5/5
那智勝浦 → 一本松漁港 50.4nm

第4レグ 5/6
一本松漁港 → マリーナシティ(和歌浦) 35.8nm

今回シングルハンドなので、オーバーナイトは無し。
とりあえず資材食材類の買い出しもこの週末に完了し、あと追加で必要な器具類を買えばあとは出港あるのみ。

天気もって欲しいな。
潮岬越える一番大変。
距離は伸びますが、みらいへでしか行ったことがない大島の内側を通る予定です。

Re: カタリナ蒲郡から無事回航 投稿者:Windex(風見鶏)阪本 投稿日:2020/05/07(Thu) 10:51:19 No.1100

昨日(5月6日(水)) カタリナ25 無事 和歌浦へ回航。

3泊もの長旅を経て、藤〇優さんのカタリナ 和歌浦にやってきました。

4スト船外機は、元気でウィーンと回っております。

Windexは、この日,元オーナーのY本氏と二人で、雨が降るまでと
和歌浦湾を帆走しておりました。

ちょうど、お昼頃 地の島と下津の間からヨットが見え、
ひょっとしたら・・・・
と思っていると、長身の藤〇さんの姿が・・・・

風も弱まって、暫く機走で並走し、私たちは、黒江に帰り
カタリナ25は和歌浦へ

黒江に戻って身支度を整えて、帰路の途中に いったん 和歌浦港へ

ビジターバースにカタリナが泊ってました。

波道さんと一緒に藤〇さんの元気な姿を確認し
ちょっと、キャビンを見せてもらった。

『う〜ん 前のY24より数段良いなあ〜』
『エンジンの4スト9.9船外機だし』

前より 内部も外部も 数段 良いですね。

なんにしても元気で良かった良かった。 

コロナ逃避|Catalina回航-1 投稿者:Slainte 藤永 投稿日:2020/05/07(Thu) 13:31:09 No.1101

5月6日 12:45
総距離204nm、新しく嫁いできたSlainte Catalinaをラグナマリーナから和歌浦まで回航してきました。

本来ならGWの休暇として、各泊地の知り合いを訪ねたり観光したり。
いろいろ考えてはいたものの、まぁこのご時世なので基本的に人に合わないで済む方法を取らずを得なくなりました。

蒲郡から和歌浦まで紀伊半島を回り込むシングルハンドの回航。
というわけで、出航前準備はラグナのファストネットにお願いして、トイレの修理と船検の変更手続きと臨検をすませ、エンジンの整備も完了。

出港前に上架し、船底で養殖されていた水棲生物を根こそぎ落としました。
あれだけで100kg以上軽くなりましたねぇ。
そして上下して気づいたのが、フィンキール仕様と思っていたらウイングキールのCatalina 25Bというモデル。
喫水も0.9mしかなく、これまでのヨットと全く異なる遊びができそう。
今回の回航でも、水深をほとんど気にすることはありませんでした。

ハーバーの中で取り回し中にティラーが朽ち果ててしまったので、せっせと交換。
予備持って行っててよかったです。

セールをセットし、ゆるゆるだったリギンを締め準備完了。
翌日の潮と天候を考慮し、急遽5月2日の夜にラグナを発つことにしました。

21:00 ラグナマリーナを出港し、三河湾の入り口の伊良湖港を目指しました。
夕凪で風も波もなく、翌1:00伊良湖港に入港しました。
ここは、和歌山県民にお馴染みの国道42号線の海上区間の始点がある場所で、浜松から国道1号線の重複区間から分岐し、渥美半島の太平洋側を進んできたドンつきです。

この臨時の第1レグを航走ったおかげでこの後の行程がかなり楽になりました。

Re: Catalina回航-1 投稿者:FLAPPER 田中 投稿日:2020/05/08(Fri) 08:41:47 No.1104

お疲れさん!
伊良湖港って伊勢湾フェリーの着くとこやね?
写真の桟橋はラグーナのゲストバースかな?

Re^2: Catalina回航-1 投稿者:Slainte 藤永 投稿日:2020/05/08(Fri) 21:51:06 No.1106

> お疲れさん!
> 伊良湖港って伊勢湾フェリーの着くとこやね?
そうですそうです。
もともと非難港としてピックアップしていたのですが、風が無い夜中のうちに三河湾を抜けてしまった方がいいという判断で、先行しました。

> 写真の桟橋はラグーナのゲストバースかな?
ラグナのゲストバース広いですよ。

コロナ逃避|Catalina回航-2 投稿者:Slainte 藤永 投稿日:2020/05/07(Thu) 18:02:00 No.1102

第1レグが急遽夜中の回航となったため、伊良湖水道航路を通過する本線に戦々恐々するレグは第2レグとなりました。

夜中にラグナから19.4nmを航走ってきたので、五ヶ所湾三浦まで37.0nm。
同一時期に開催されているはずだった沖縄東海レースのレース艇とミートする可能性もあり、レースに参加しているヨット仲間と海上で遭遇。なんてこともあったのかもしれませんが、GWだしコロナだしで、本船とは一切ミートせずAIS見ていても船影は無し。
釣船が数隻出ていくくらいです。

第2レグの前半は風も穏やかで、アビームの風が入っていましたが、普段は全く当たらないのにこんな時にだけ当たる天気予報。鳥羽から大王崎まで真向かいの風で潮も反対。
波も悪く、直進できなかったのでセーリングに切り替え進む。

大王崎を回って布施田水道に入るためにエンジン始動しようと思ったら掛からない。
燃料がプラグにカブっていたみたいで、10分ほど漂流。
荒れる海の中格闘し、ようやくエンジン始動。
布施田水道の岩礁帯へ入っていく。
そこからは順調で、14:30五ヶ所湾の奥深く、海遊者ヨットハーバーに舫をとりました。

五ヶ所湾の西端、三浦エリアにあるヨットハーバーで、海上クラブハウスが特徴です。
鳥の鳴き声以外音がほとんど無く、ウグイスの泣き声を聴きながら夕飯食べていたら、そのまま寝てしまいました。

Re: コロナ逃避|Catalina回航-2 投稿者:Windex(風見鶏)阪本 投稿日:2020/05/07(Thu) 18:40:30 No.1103

> 五ヶ所湾の西端、三浦エリアにあるヨットハーバーで、海上クラブハウスが特徴です。

すっごい恰好いいなあ〜 この海上クラブ。

私ももしここまで行けたら、一度、よってみたいです。
憧れやね〜〜!!(*^▽^*)

> 鳥の鳴き声以外音がほとんど無く、ウグイスの泣き声を聴きながら夕飯食べていたら、そのまま寝てしまいました。

お疲れだったのでしょうね。(;^ω^)

コロナ逃避|Catalina回航-3 投稿者:Slainte 藤永 投稿日:2020/05/08(Fri) 21:46:22 No.1105

寝落ちして、起きたら朝でした。

回航第3レグは今回の航海で最も距離のある五ヶ所湾三浦から勝浦までの60nm。
五ヶ所湾口からひたすら沿岸を行くコース。

そしてこの艇、オートヘルムがないのでステアリングを長時間放置出来ないのが難点。

ひたすらに艇を真っ直ぐ航走らせるしかありません。

風はよりによって弱い真追手で、こうなると機帆走もできません。
新宮沖あたりで風が強くなってきたので、時より8kts近いスピードになることもあり、13時間を予定していた所要時間は11時間で済みました。

出航の瞬間は雨、それも直ぐに止んで晴れて気温が上がってくる。
着ていた防寒着がコクピットに並んでいく脱皮状態。
60nmの道中、これといって面白い事象も無く、11時間ボーッとしていただけでした。

17:00に勝浦港に入港しましたが、COVID-19の影響によりホテル浦島すらクローズで、街は静まり返っていました。

仕方なく、コンビニで少し買い出しをして、ヨット仲間とZOOMを使った飲み会に参加。
結果、勝浦に来たのにマグロの一切れも食わずに夜は更けていきました。

コロナ逃避|Catalina回航-4 投稿者:Slainte 藤永 投稿日:2020/05/10(Sun) 21:33:51 No.1107

ここから先は和歌山県沿岸を進みます。
第4レグは、艇にご飯を食べさせる(給油)のため、勝浦から串本港までの14.5nmの第1部と、串本から南部漁港の西側にある一本松漁港までの37nmの第2部の2本立て。

この日は、和歌山県南部としては珍しく、霧の濃い朝でした。
視界は1nmに満たない状態が続きました。

そして、勝浦太地沖名物の定置網オンパレード。
ショートカットで岸よりに進めば、定置網により沖に弾き出されること2回。よって変な航跡を描いてますが、今後のクルージングに役立つから、まあいいか。
大島と串本の海峡に入っても霧は晴れず、入港直前まで霧に煙る中進みました。
入港する頃には霧も晴れ、串本港に着眼。
今後に備えて燃料の追加と、補給。

滞在時間は30分程度で出航し、串本大橋の下を抜けて太平洋へ。
色々逸話のある潮岬をアッサリと通過し、市江崎に進路を向けると、南西方向から白い塊が冷たい風とともに近づいてくる。
瞬く間に視界が無くなりホワイトアウト。
ひどい時ではバウのパルピットが霞んで見える程の濃霧に見舞われました。

すぐにAIS受信とチャートプロッターが入ったスマホをコクピットに並べ、もしもの為に積んでおいたレーダーリフレクターをセット。
AISデ周辺にいる船をチェックし、周辺にいる船とのミートタイミングを算出。3時間以内にミートする船影は無く、後は漁船に注意するのみ。
2時間ほど霧の中を進み、周参見沖で快晴に。
市江崎で風が前に回るも、真上りからちょっとずれていたので、20ktsの風の中パワーセーリングで白浜〜田辺沖を進んでいる途中ファーラーのロックが外れリーフが解放、ファーリングラインがドラムの中でオーバーレイドしてしまう。
ドラムのアンダーカバーを外してオーバーレイレイドを解消。田辺沖島の岩礁帯に差し掛かる。

この辺は90cmしかない喫水のおかげで、チャートと土地勘でどうにでもなる安心感。
一本松漁港は南西に開いた港ですが、周囲の岩礁のおかげで波が入ってきにくい、いい港です。
周り何もないんですけどね。

巨大定置網、濃霧のホワイトアウト、ファーラートラブルと色々あったレグでした。

後半のパワーセーリングが効いたのか、1時間程早く着いたので、リグチューニングをコツコツとやっていました。

コロナ逃避|Catalina回航-5 投稿者:Slainte 藤永 投稿日:2020/05/11(Mon) 18:12:30 No.1108

天気予報では夕方から下り坂との予報。
予定では8時ごろに一本松漁港を出港する予定だったのを、風が北に回る前に北上してしまおうと言うことで、6時に出港。

日御碕を回ると、片杭から白崎、宮崎ノ鼻、地ノ島を周り和歌浦湾へ、大崎と地ノ島の間を抜けると、Windexが和歌浦湾口まで出迎えに来てくれていました。

大崎まで風も向、潮も向で思いのほか燃料喰ってしまいました。

和歌浦湾に入ると風も落ち、一直線に和歌浦フィッシャリーナへ。
12:45に和歌浦の桟橋に舫を取りました。

これからまた色々作業する元気もなく、早々に引き上げてしまいました。

コロナ逃避|Catalina回航-6 投稿者:Slainte 藤永 投稿日:2020/06/05(Fri) 21:34:14 No.1129

回航記、5で終わりではありません。
終わった気ですっぽかしてました。
和歌浦に入稿するや否や、疲れて帰ってしまったので船はそのままほったらかし。と言うわけにもいかないので、土曜日に荷物を全て下ろし、内装もおろし、キャビン内大掃除。
薄くカビが出てたので洗剤で拭き上げて、乾拭きして、アルコール除菌の3回仕上げ。
木部が痩せているところはどうしようもないので、表面薄く削ってとりあえずニス塗り…するにも、そんな時間もないので、とりあえず木部は放置。

内装の片付けが終わり、翌朝から黒江に回航しようと考えていましたが、天気予報では強い南風が吹くとの事。
そんな中ピッチングしながら黒江まで行くほどマゾヒストではありませんので、ただでさえ短い最終レグを2分割。
マリーナシティヨット倶楽部まで、夕方のうちに艇を回し翌日、朝から黒江に回航。
2月2日にY24が嫁に行ってから早3ヶ月。
黒江バースに帰ってきました。
たまたま居合わせたお隣艇Y&YのT氏、WindexのS氏が舫の調整を手伝ってくれたおかげで、「とりあえず」黒江に持ってきたつもりが、完全にバースに収まりました。ホントにありがとうございました。
和歌浦に着いてホッとしましたが、黒江のバースに無事に収まって本当の意味でホッとしました。
当初26ftくらいのサイズに乗り換えるつもりで舫もあらかじめセットして置いてあったので、結構すんなり収まってくれました。

Catalinaレースデビュー 投稿者:Slainte 藤永 投稿日:2020/06/05(Fri) 22:03:25 No.1130

令和最初?の新規入会艇が知った顔の奴で、全然面白味がなくてすみません。笑
WOYC最小TCFを貰えるかと期待してましたが、そう甘くはありませんでしたねぇ。

COVID-19の緊急事態宣言が解除され、アゼリアレースが予定通り開催されると言う事、本来デビュー戦と考えていた徳島対抗レースは中止となる可能性が高いと言う事で、今回の回航で破損した艤装品やセールの修理を急ピッチで終わらせ、レース中止が続いて欲求不満になっている関西のヨット仲間に声をかけ、賑やかしにでもなればとレースにエントリー。
きねきねチーム関西のメンバーで、琵琶湖で遊ばせてもらってるヨットのオーナーH田さんとGill Japanの中川さんに乗ってもらいWOYCデビュー戦に挑みました。

結果は既に出ていてご存知の通り。
記念すべき第一レースはまさかのタイムリミット3分前にフィニッシュと言うギリギリの展開。
初戦DNFはちょっと幸先悪すぎなので、何とか入れて良かったです。前日に上架して船底洗った甲斐がありました。まぁ、無論フィニッシュ艇では最下位ですけど。

気を取り直して第二レースは、遅れてきたシーブリーズのおかげで何とかまともに帆走れる状態。小さい割には艇体重量は2tあり、重量級の帆走らせ方をしなければなりません。
2レース目はまあまあかなと思える帆走りが出来たとは思いますけど、色々画題が見えてきました。

来年の春には船底もキレイになって、リグセットも変わって少しは帆走るようになるかな。
艤装改造の図面は出来上がってます。
段階は3ステップ。
第3段階までやると結構やばい領域に入っていきそう。

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